「病気休暇が終わったら休職に入るの?」国家公務員の休暇→休職の移行をリアルに解説
はじめに
病気休暇を取り始めたとき、私は「90日あれば回復できるだろう」と思っていました。
でも現実は、90日では足りなかった。
休暇の終わりが近づくにつれて、「復職できない自分はどうなってしまうんだろう」という不安が膨らんでいきました。
そのとき初めて「休職」という選択肢をきちんと調べたんです。
この記事では、病気休暇が終わった後に休職へ移行する流れを、制度の説明と私の体験を合わせてお伝えします。
病気休暇が終わるとどうなる?
国家公務員の病気休暇は、原則最長90日です。
この90日を使い切っても回復していない場合、選択肢は大きく2つになります。
| 選択肢 | 内容 |
|---|---|
| 休職に移行する | 引き続き療養を続ける(給与は止まるが傷病手当金あり) |
| 復職する | 職場に戻る(段階的復職も可能) |
「90日経ったら強制復職」ではない
「90日経ったら強制的に復職」ではありません。
まだ回復していないなら、休職という形で療養を続けることができます。
私は主治医から「復職はまだ早い」と言われ、休職への移行を選びました。
休職移行のタイミングと手続き
いつ動き始めればいい?
病気休暇の終了が見えてきたら、終了の2〜3週間前には動き始めるのがおすすめです。
私は終了の1ヶ月前くらいに、主治医と復職について相談し、休職に必要な意見書の作成を依頼しました。
手続きの流れ
- 主治医に相談・意見書を依頼する
「病気休暇が終わるが、復職が難しい状態が続いている」と伝えます。主治医が「休職が必要」と判断すれば、意見書を書いてもらえます。 - 人事担当に連絡する
「病気休暇が終了後、休職に移行したい」と伝え、必要な書類を確認します。 - 書類を提出する
主治医の意見書と所定の申請書類を提出します。 - 休職の承認・開始
承認が下りたら、病気休暇終了日の翌日から休職が始まります。
ブランクを作らないために
病気休暇の終了日と休職の開始日の間に「空白期間」ができないよう、タイミングを合わせることが大切です。
私の場合、上司から
「病気休暇期間が終了するが、体調はどうか?休職に入るなら手続きが必要」と連絡がきました。
体調より、手続きの心配をしている感じがぷんぷんに伝わってきました。
一番大きな変化:給与が止まる
休職に入って最も変わること、それは給与が原則支給されなくなることです。
病気休暇中は給与が満額もらえていたので、この変化は正直かなり大きかったです。
傷病手当金という受け皿がある
ただし、健康保険(共済組合)から傷病手当金を受け取ることができます。
- 支給額:標準報酬日額の約2/3
- 支給期間:通算最長1年6ヶ月
「給与ゼロ」ではなく「給与の2/3程度」と考えると、少し気持ちが楽になります。傷病手当金の詳しい申請方法は別記事で解説しています。
「休職=キャリア終了」ではない
私が休職に移行するとき、一番怖かったのは「休職したら職場での立場がなくなるんじゃないか」という気持ちでした。
休職中も身分は守られる
休職中も職員としての身分は維持されます。
- 職員としての籍は残る
- 復職の権利がある
- 共済組合の加入も継続
「休職=クビ」ではありません。あくまで「療養のための特別な状態」です。休職中に定期的な病状報告(主治医の診断書(意見書)の提出)は必要ですが、それ以外は基本的に療養に専念してOKです。
休暇終わり間際に感じた「プレッシャー」の話
制度の話とは少しずれますが、これも書いておきたいと思います。
焦りが回復を邪魔した
病気休暇の残りが1ヶ月半を切った頃、症状が悪化した気がしました。
「もうすぐ戻らないといけない」「休職に入ったら迷惑をかける」——そんな焦りやプレッシャーが、せっかくの回復を邪魔していた気がします。
今思えば、「まだ治っていないなら休職という手段がある」と早めに知っていれば、あの時期の焦りは少し和らいだかもしれません。
休暇の終わりが近づいて不安を感じている方、「休職」という次のステップがあることを、どうか頭の片隅に置いておいてください。
まとめ
- 病気休暇(最長90日)が終わっても回復していなければ、休職に移行できる
- 休職移行の手続きは、病気休暇終了の1ヶ月前から動き始めると安心
- 休職中は給与が止まるが、傷病手当金(給与の約2/3)が受け取れる
- 休職中も職員としての身分は維持される
- 焦らなくていい。回復のための制度が、ちゃんと用意されている
